月刊日本2021年12月号


【巻頭言】天つ神に背くもよかり 蕨摘み飢えし昔の人をおもへば

【特集①】岸田政権よ、どこへ行く
石破  茂 争点が不明確だった総選挙
福山 哲郎 新体制で参院選を勝ち抜く
福島 伸享 既存の政党では危機を突破できない
亀井 静香 「良い人」には総理は務まらない
山崎  拓 甘利幹事長落選は不幸中の幸い

【特集②】徹底討論 バラマキは財政破綻を招くのか
中谷  巌 MMTはハイパーインフレをもたらす恐れあり
田村 秀男 自国通貨建ての借金では財政破綻にならない
藤井 裕久 財務次官・矢野君の論文を支持する

郷原 信郎 甘利幹事長落選 私が落選運動を始めた理由
本誌編集部 厚労省を〝恫喝〟する製薬会社 子宮頸がんワクチンの勧奨再開を許すな
菅沼 光弘 朝鮮半島で高まる米中代理戦争の危機


【羅針盤】
森田  実 『列子』再学習のすすめ
菊池 英博 枝野ビジョンで自滅した立民 どうすれば国民に信用・信頼されるのか
宮崎 正弘 遷都、副都心、そして権力闘争
小林  節 いよいよ改憲提案がやって来る 護憲派こそ自民案を精読すべきだ

【連載】
<政治・経済・社会>
佐々木良昭 続々・クーデター(佐々木良昭の中東入門講座)
倉重 篤郎 「二階中国党」という提案
植草 一秀 野党共闘冒涜立憲の大惨敗
菅野  完 有権者が見ているのは政策ではなく政治家だ
稲村 公望 いざ帰りなん、ふるさとの島 遠き都に帰らばや
青木  理 投票率という危機
鈴木 宗男 総選挙の結果は〝保守政党の勝利〟
高山 住男 不透明に売却されたかんぽの宿
中村 友哉 宏池会長期政権の足音
酒井 信彦 朝日新聞の政権へのネガティブキャンペーンの失敗
池口 恵観 自公政権を選択した総選挙と政治の新潮流!

<歴史・文化・思想>
南丘喜八郎 原敬
佐藤  眞 私が仕えた二人の天才編集者(「小室直樹の巻」第5回)
西村 眞悟 国家防衛の意識を持ち、中露の連携に備えよ
適菜  収 『群衆心理』
三浦小太郎 ロシヤ革命史話(中)
松崎 哲久 伏見宮家の創立(1409)
山崎行太郎 江藤淳とその時代(10) 「母の死」の形而上学
奥山 篤信 『最後の決闘裁判』(米英映画、2021年)
川口 雅昭 吉田松陰名辞(208)
高野 善一 固定観念群(三)

さよならだけが人生だ 頭山満

<著者に聞く>
『報道現場』の望月衣塑子さん

<書評 編集部が薦める一冊>
『謎解きサリンジャー』(竹内康浩、朴舜起・著、新潮選書)