月刊日本2021年6月号


【巻頭言】非常時宰相は絶対に強きを要する――指導者が自信を喪失した時、国は亡びる――

【特集①】コロナ敗戦 A級戦犯は安倍・菅・加藤だ
尾﨑 治夫 命を危険に晒す五輪には協力しない
森   功 コロナ失策の元凶は和泉・大坪コンビだ
佐高  信 これは「菅禍」「安倍禍」だ

【特集②】日本はどこへ
二階 俊博 「『何が何でも五輪・パラリンピックを開催するのか』と問われれば、『それは違う』という意味で申し上げているわけです」
亀井 静香 「菅首相にリーダーの資格なし。彼は今すぐにやめなければいけないね。民意は明らかだ」
藤木 幸夫 「死んでも横浜にカジノは作らせない。そのために、わが身を捨てても惜しくはありません」

中島 岳志 女帝・小池百合子の深謀遠慮 五輪延期を打ち出すか
菅沼 光弘 激化する米中対立 日本は米国の手先にされた
倉重 篤郎 堪え難い「安倍復権」の腐臭


【羅針盤】
森田  実 『礼記』再学習のすすめ
菊池 英博 ヒットラーは緊急事態宣言によって独裁権を掌握、これを模倣する危険な自民党改憲方針
宮崎 正弘 大化の改新の策源地=南淵塾
小林  節 改憲派の「嘘」宣伝が効いてきた 改憲派対護憲派の公開討論が急務だ

【連載】
<政治・経済・社会>
佐々木良昭 パレスチナ(佐々木良昭の中東入門講座)
植草 一秀 CIAの対日政治工作
菅野  完 「数字」を直視しない日本社会
稲村 公望 小選挙区制導入から25年 政治の劣化に歯止めをかけろ
青木  理 責任回避の泥棒改憲論
鈴木 宗男 共同文書に「書かれなかった」最大の成果
高山 住男 新型コロナワクチン接種の裏側
酒井 信彦 デタラメばかりのバイデン大統領の対中政策
池口 恵観 コロナ後に「怨親平等」と「天の思想」を!

<歴史・文化・思想>
南丘喜八郎 山上憶良と貧窮問答歌
佐藤  眞 ナポレオン出でて、参謀本部なる
西村 眞悟 「日本国憲法体制」を排除して日本を再興する
適菜  収 『フランス革命についての省察』
三浦小太郎 権藤成卿の「予言」(中)
松崎 哲久 福原遷都(1180)
山崎行太郎 江藤淳とその時代(4) 漱石の「東京帝国大学辞職事件」
奥山 篤信 『ノマドランド』(アメリカ映画、2020年)
中村 友哉 共産党連立政権はありえるか
川口 雅昭 吉田松陰名辞(202)
高野 善一 大内経済説批判(二)

さよならだけが人生だ 佐久間勉

<著者に聞く>
水道筋読本 商店街と市場のある暮らし』の西岡研介さん

<書評 編集部が薦める一冊>
『鳴かずのカッコウ』(手嶋龍一・著、小学館)