田中角栄を葬ったのは誰だ

著者・平野貞夫
2016年07月02日 発売/定価1,600円+税

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作品紹介

今、明かされる40年目の真実!
 空前の「田中角栄ブーム」が到来している。安倍政権が弱者切り捨て政策を進める中で、再び田中角栄の政治に注目が集まっているのだ。
 しかし、あの当時、田中角栄を「金権政治家」として葬ったのは、我々日本国民ではなかったか。果たしてあの判断は正しかったのか。
 田中角栄が金権政治家と見られるようになった大きな原因は、ロッキード事件である。しかし、ロッキード事件が発覚した当初、最も疑惑の目が向けられていたのは中曽根康弘だった。
 なぜ「中曽根康弘の事件」は「田中角栄の事件」と見られるようになったのか。フィクサー・児玉誉士夫の謎の病気、三木武夫首相と検察の駆け引き、アメリカの圧力……そこには様々な思惑が渦巻いていた。
 ロッキード事件の裏舞台に立ち会ってきた著者による、渾身の告発書。

*本書は2006年7月に講談社より発刊された『ロッキード事件――葬られた真実』(著・平野貞夫)へ大幅に加筆し、さらに佐高信氏との対談を加えたものです。

目次

■プロローグ

■第一章  ロッキード国会の舞台裏

■第二章  茶番の国会証人喚問

■第三章  三木首相と検察の暗闘

■第四章  「日米司法取決」の闇

■第五章  暗躍する中曽根幹事長

■第六章  前尾衆議院議長の苦悩

■第七章  田中元首相の逮捕は「権力の犯罪」

■エピローグ

■対談「政治家・田中角栄」 平野貞夫×佐高信

■あとがき

商品情報

ISBN        978-4-906674-67-1
判型・ページ数  四六判並製・256ページ
初版奥付日    2016年7月9日
書名       タナカカクエイヲホウムッタノハダレダ