「沖縄保守」宣言 壁の向こうに友をつくれ

著者/國場幸之助
2019年7月8日 発売・定価1,600円+税

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作品紹介

沖縄にとって保守とは何か。沖縄が保守すべきものは何か。
沖縄選出の自由民主党衆議院議員・國場幸之助が真摯に沖縄の未来について語った。

小野寺五典(元防衛大臣)
佐藤優(作家・元外務省主任分析官)
中島岳志(東京工業大学教授)

三人の賢者との対談を収録。

目次

はじめに

第一部 平成の沖縄

●壁の向こうに友をつくれ
・壮絶な戦争体験
・少女暴行事件の衝撃
・県民投票直後に会談
・海底に沈んだ対馬丸
・私が見た橋本龍太郎
・九州・沖縄サミットの背景
・小渕恵三の気迫
・佐藤栄作のアドバイス
・テーブルに隣り合って座る
・大田昌秀の遺言

●戦争体験と差別
・総理大臣を支えた人物
・誰が妹を殺したのか
・議事録から削除された言葉
・沖縄と平成研
・大田司令官への返答
・自決を止めてくれた上官
・後輩の裏切り
・ヤマトンチュー、何するものぞ
・出エジプトを成し遂げた世代
・保守による戦争反対

●問題提起から問題解決へ
・神格化される知事
・稲嶺県政の生みの親
・「魂魄の塔」への思い
・オール沖縄の源流
・究極のマキャベリスト
・共産党の台頭
・県知事選の舞台裏
・玉城デニー知事の課題
・沖縄に向けられたヘイト
・翁長雄志を超えて

第二部 日本が直面する課題

●子どもの貧困と虐待
・3人に1人の子どもが貧困状態
・戦後復興の遅れ
・相次ぐ子どもの虐待
・最低賃金1000円を目指す
・子どもの人権の再確認
・「懲戒権」の見直し
・社会の絆を取り戻す
・ノーブレス・オブリージュとは
・大人の「心の貧困」

●外交・安全保障の最前線
・安全保障環境の大変動
・東アジアで影響力を拡大する中国
・米海兵隊が沖縄にいる理由
・基地管理権を日本の手に
・サイバー兵器の出現
・戦後100年を見据えたビジョン

●在日外国人と向き合う
・海外移住の日
・沖縄移民の父
・過酷な移住生活
・世界で活躍した稲嶺一郎
・GHQの調査員として
・西銘知事の業績
・上皇陛下の思い

●沖縄にとって天皇とは
・「沖縄メッセージ」をどう見るか
・火炎瓶を投げつけられた皇太子
・対馬丸事件への思い
・戦争のない時代を受け継ぐ

第三部 識者との対話

●米軍の主張を鵜呑みにしない(小野寺五典)
・安全保障上の一番の課題
・基地の共同使用を進めていく
・小さな声にも耳を傾ける
・沖縄をアジアの物流拠点へ

●沖縄の文化や言語を継承していく(佐藤優)
・沖縄を代表する政治家
・普遍主義と民族主義
・沖縄の基地問題に関心が集まらない理由
・「沖縄のマグマ」をどう見るか
・誰が沖縄を利用しているのか
・琉球語の継承

●いま宏池会が果たすべき役割とは(中島岳志)
・保守の本質は寛容性
・沖縄からこそ日本の伝統が見えてくる
・「ちむぐくる」の喪失
・上皇陛下とガンディー
・デモクラシーとは何か
・いまこそアジア主義を見直す
・宏池会の役割

第四部 特別インタビュー

●なぜ自民党は沖縄の小選挙区で全敗したのか
・辺野古をめぐる世論の変化
・米軍基地問題は与党にしか解決できない
・沖縄と本土の信頼関係を取り戻す

●法廷闘争はギリギリまで避けるべきだった
・政治の敗北
・「辺野古移設」は可能か
・沖縄の理解者を増やす努力を

●沖縄の想いを届ける
・「沖縄特集で視聴率が落ちる」
・普天間問題は沖縄の誇りの問題だ

おわりに

主要参考文献

商品情報

ISBN        978-4906674732
判型・ページ数  四六判上製・224ページ
初版奥付日    2019年7月8日
書名       オキナワホシュセンゲン カベノムコウニトモヲツクレ