月刊日本2020年11月号


【巻頭言】総理官邸に徘徊する「蓑田胸喜」の亡霊

【特集①】日本学術会議 言論統制は亡国への道
菅野 完 私は命懸けで菅独裁と戦う
倉重篤郎 学者まで下僕化するのか
福山哲郎 政権を批判する者を排除するのか

【特集②】国家観なき政治家に危機が突破できるか
亀井 静香 「土の匂い」のする政治を取り戻せ
二階 俊博  いま角栄先生ならどう考えるか
山崎  拓 「外交安保が菅さんの弱点だ」
玉木雄一郎  このままでは統治機構が壊れる
石破茂×徳川家広 いまこそ徳川治世に学べ

【特集③】菅総理を揺るがす「負の遺産」
佐々木 実 (竹中平蔵)スーパーシティ構想の罠
郷原 信郎 (河井事件)菅総理に重大な責任あり
相澤 冬樹 (森友問題)「卑怯者と嘘つきの国」でいいのか
望月衣塑子 (メディア問題)菅総理よ、なぜ記者会見を開かないのか
吉井 理記 (桜を見る会)招待者名簿を開示せよ

奥山 俊宏 「非営利調査報道」の挑戦

本誌編集部 よど号50年 いま実行犯が訴えること
小西 隆裕 アジアの内の日本へ


【羅針盤】
森田 実 『史記』再学習のすすめ(上)
菊池英博 戦争のできる国にするため「学問の自由」抑制にまで踏み込んでいた安倍菅のファシズム政治
宮崎正弘 湊川で正成伝説を考えた
小林 節 「堕落した与党」と「役立たずの野党」の選択という不幸

【連載】
<政治・経済・社会>
佐々木良昭 イスラエル(佐々木良昭の中東入門講座)
植草 一秀 策士策に溺れる
稲村 公望 沖縄基地問題が迷走する本当の理由
青木  理 科学者の行動規範
鈴木 宗男 菅政権は新自由主義路線をとるか
高山 住男 日本の湧水地を漁る中国資本
酒井 信彦 安倍政権の「負の遺産」
池口 恵観 国民生活目線の菅首相と安倍前首相の役目

<歴史・文化・思想>
西村 眞悟 「人類は一つの家族であり、地球は一つの家」
三浦小太郎 ドストエフスキーと三島由紀夫
松崎 哲久 三種の神器の奏上(690)
山崎行太郎 小林秀雄とマルクス(16)
奥山 篤信 『ある画家の数奇な運命』(ドイツ映画、2018年)
中村 友哉 ポストモダン総理大臣
川口 雅昭 吉田松陰名辞(195)
南丘喜八郎 高杉晋作

さよならだけが人生だ 川内康範

【著者・編集者に聞く】
『安倍VS.プーチン 日ロ交渉はなぜ行き詰まったのか?』の駒木明義さん

【編集部が薦める一冊】
『したたか 総理大臣・菅義偉の野望と人生』(松田賢弥著、講談社文庫)