『月刊日本』執筆陣を五十音順に紹介いたします。
稲村公望(いなむら・こうぼう)
中央大学大学院公共政策研究科客員教授。1948年生まれ。鹿児島県大島郡天城町出身。東京大学法学部政治学科卒業、タフツ大学フレッチャー法律外交大学院修了。1972年、郵政省入省、郵政大臣官房審議官などを歴任。2003年、日本郵政公社発足と同時に常務理事就任。2005年常務理事を退任。著書に『ふるさとは心も姿も美しく』、『黒潮文明論』など。
植草一秀(うえくさ・かずひで)
経済評論家。1960年生まれ。東京大学経済学部卒業、京都大学経済研究所助教授、早稲田大学大学院教授、野村総合研究所主席エコノミストなどを歴任。スリーネーションズリサーチ株式会社代表取締役社長。著書に『日本の独立』、『日本の再生』、『消費増税亡国論 三つの政治ペテンを糺す!』など多数。
奥山篤信(おくやま・あつのぶ)
映画評論家。兵庫県生れ。京都大学工学部建築学科、東京大学経済学部卒業。平河総合戦略研究所代表理事。著書に『超・映画評ー愛と暴力の行方ー』など。
落合莞爾(おちあい・かんじ)
作家。1941年和歌山市生まれ、東京大学法学部卒、住友金属、経済企画庁調査局、野村證券を経て、1978年落合莞爾事務所設立。著書に『ドキュメント 真贋』、『天才画家<佐伯祐三>真贋事件の真実』、『金融ワンワールド』など。
川口雅昭(かわぐち・まさあき)
人間環境大学教授。1953年山口県生まれ。18歳の頃から吉田松陰研究を始める。1978年広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。山口県立宇部・美祢・山口高校教諭、山口県史編さん室専門研究員などを経て、1998年岡崎学園国際短期大学教授。2000年より人間環境大学教授。著書に『吉田松陰一日一言』、『吉田松陰』など。
木村三浩(きむら・みつひろ)
一水会代表。一般社団法人世界愛国者交流協会代表理事。1956年生まれ。東京都文京区生まれ。慶応大学法学部政治学科卒。国士舘高校在学中から右翼思想に目覚め、急進的な右翼活動に取り組む。1978年、「日本青年社尖閣列島領有決死隊」の一員として尖閣諸島魚釣島に上陸、1981年、統一戦線義勇軍議長を経て、2000年、一水会代表に就任、現職。モスクワ、パリ、ウイーン等、世界愛国者会議に数度にわたって出席するなど、国際的にも活動している。著書に『お手軽愛国主義を斬る: 新右翼の論理と行動』、『領土とナショナリズム ―民族派と非国民派の対話』など多数。
酒井信彦(さかい・のぶひこ)
元東京大学史料編纂所教授。1943年生まれ。1967年東京大学文学部卒業後、同大学大学院修了。「主権回復を目指す会」顧問、「日本ナショナリズム研究所」所長などを務める。著書に『偽善に酔い痴れる日本人』、『アジアの試練 チベット解放は成るか』(共著)など。
佐藤 優(さとう・まさる)
作家・元外務事務官。1960年生まれ。同志社大学大学院神学研究科終了後、外務省入省。在英日本大使館、在露日本大使館を経て、1995年より国際情報局分析第一課の主任分析官として活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。2009年、上告棄却により自動失職。著書に『国家の罠』、『私のマルクス』など多数。
四宮正貴(しのみや・まさき)
四宮政治文化研究所所長。1947年東京に生まれる。1969年二松学舎大学文学部国文科を卒業。萬葉集研究をライフワークとする。1969年4月から約7年間、二松学舎大学付属図書館に司書として勤務。国文科研究室助手を兼務。1982月に「四宮政治文化研究所」を設立。著書に『天皇国日本論』、『歴史と詩歌の旅を行く』など。
鈴木宗男(すずき・むねお)
前衆議院議員・新党大地・真民主代表。1948年北海道足寄郡足寄町生まれ。1970年拓殖大学卒業。1983年総選挙で初当選。以後8回連続当選。防衛・外務両政務次官、北海道・沖縄開発庁長官、内閣官房副長官、自民党副幹事長などを歴任。2002年斡旋収賄容疑で逮捕。2009年9月、衆議院外務委員長に就任。2010年9月最高裁判所が上告を棄却。著書に『ムネオの闘い』、『汚名』など。
東郷和彦(とうごう・かずひこ)
京都産業大学世界問題研究所長。1945年、長野県生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。1968年、外務省入省。ソ連課長、欧亜局長など、ロシア外交に長く携わる。退官後、プリンストン大学などで日本外交、東アジア戦略論などを講義。著書に『北方領土交渉秘録』、『歴史と外交』など。
中村勝範(なかむら・かつのり)
慶應義塾大学名誉教授・平成国際大学名誉学長。1929年長野県生まれ。1953年慶應義塾大学法学部政治学科卒業、1955年同大学大学院修士課程修了。1966年法学博士。1967年慶応義塾大学教授。1996年定年、名誉教授、平成国際大学教授・学長。2004年6月退職、名誉学長。著書に『正論自由』、『戦闘的民主主義』など多数。
西村眞悟(にしむら・しんご)
前衆議院議員。1948年大阪府堺市生まれ。父は西村栄一(民社党第2代委員長)。京都大学法学部卒業、1982年司法試験合格。1993年衆院選初当選、以来5期務める。現在、たちあがれ日本 大阪府第17選挙区支部長。著書に『亡国か再生か』、『誰か祖国を思わざる』など多数。
浜田和幸(はまだ・かずゆき)
国民新党参議院議員・外務大臣政務官。1953年鳥取県生まれ。東京外国語大学中国科卒業後、米ジョージ・ワシントン大学政治学博士課程修了。米戦略国際問題研究所、議会調査局経済部等を経て、2010年参院選で初当選。2011年総務大臣政務官を経て、現在、外務大臣政務官。著書に『恐るべきTPPの正体』、『中国最大の弱点、それは水だ!』など多数。
藤井厳喜(ふじい・げんき)
国際政治学者。1952年東京都生まれ。1977年早稲田大学卒業。1985年まれでアメリカ留学。1985年ハーバード大学大学院博士課程修了。現在、拓殖大学日本文化研究所客員教授、ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役などを務める。著書に『日本人が知らないアメリカの本音』、『超大恐慌の時代』など多数。
松崎哲久(まつざき・てつひさ)
民主党衆議院議員。1950年生まれ。1976年東京大学法学部卒業。1979年米国ハーバード大学大学院修了。1989年「現代政治分析センター」設立。2003年11月の総選挙で当選。2005年9月の総選挙で落選したが、2009年8月の総選挙で当選。現在、民主党政策調査会副会長。主著に『劇団四季と浅利慶太』、『名歌で読む日本の歴史』など多数。
三浦小太郎(みうら・こたろう)
評論家・「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」代表。1960年東京生まれ。獨協医科大中退。著書に『嘘の人権 偽の平和』、『収容所での覚醒 民主主義の堕落』等。
宮崎正弘(みやざき・まさひろ)
評論家・作家。1946年金沢生まれ。早稲田大学中退。「日本学生新聞」編集長、雑誌『浪曼』企画室長を経て、貿易会社を経営。1983年『もうひとつの資源戦争』(講談社)で論壇へ。代表作に『拉致』、『中国大分裂』、近著に『2012年、中国の真実』など。
鳴 霞(めい・か)
『月刊中国』主幹。1957年、中国遼寧省瀋陽市(旧奉天市)生まれ。元中国共産党のエリート。1979年に瀋陽市科技日本語学院に入学。1981年、中国航天部瀋陽市軍工企業の戦闘機・ミサイル製造現場(旧満州航空機株式会社)の情報課日本語担当勤務。1982年来日、京都日本語学校を卒業。著書に『中国人民解放軍の正体』、『母性の危機 苦悩の中国』など。
山崎行太郎(やまざき・こうたろう)
文藝評論家。1947年鹿児島生れ。慶応義塾大学哲学科卒業。同大学院修了。東工大、埼玉大学を経て、現在日大芸術学部講師。著書に『小林秀雄とベルグソン』、『小説三島由紀夫事件』、『それでも私は小沢一郎を断固支持する』など。