月刊日本2021年9月号


【巻頭言】いま私たちは聖徳太子から何を学ぶべきか

二階俊博 今度の選挙は油断ならない

【特集①】結党六十六年 岐路に立つ自民党
石破 茂 自民党は変わらなければならない
船田 元 派閥のダイナミズムが自民党を甦らせる

中島岳志 河野太郎に総理の資格はあるか

【特集②】野党共闘の覚悟を問う
福山 哲郎 候補者の一本化に全力を尽くす
玉木雄一郎 政策一致で政権を取る
田村 智子 枝野さんを総理大臣に
山本 太郎 政権交代の捨て石になる

内田  樹 東京五輪が深めた「国民の分断」
本誌編集部 権力者による、権力維持のための東京五輪

倉重 篤郎 「まさか」の菅退陣政局

【羅針盤】
森田  実 『左伝』再学習のすすめ
菊池 英博 日本人の知的低下とモラル欠如を顕現した東京五輪 主権者の感情を汲み上げられた国民統合の象徴天皇
宮崎 正弘 アフガニスタンの真空、隣国の恐怖
小林  節 安倍前首相「不起訴不当」議決の意味 「常識が通用しない現状」に対する不信だ

【連載】
<政治・経済・社会>
佐々木良昭 クーデター(佐々木良昭の中東入門講座)
植草 一秀 菅なき後の日本
菅野  完 自ら政権担当能力のなさを露呈させた立憲民主党の愚かさ
稲村 公望 「理不尽」が地方を殺す 新型コロナ対策へ物申す
青木  理 人類こそが悪性のウイルスか
鈴木 宗男 不祥事が相次ぐ東京五輪 電通は説明責任を果たせ
高山 住男 中止か!?「千代田区外神田再開発」
中村 友哉 総選挙のキーパーソン
酒井 信彦 朝日新聞の人権問題に関するダブルスタンダードを許すな
池口 恵観 横浜市長は「三渓園」を造った原三渓に学べ!

<歴史・文化・思想>
南丘喜八郎 吉川英治
佐藤  眞 近代国家とは「物語」である
西村 眞悟 東京五輪を境に人類は一神教世界から多神教世界へ回帰する
適菜  収 『決定版 三島由紀夫全集』
三浦小太郎 権藤成卿の「予言」(下)
松崎 哲久 南北朝正閏問題 下(1911)
山崎行太郎 江藤淳とその時代(7) 穢土としての「十条」について
奥山 篤信 『復讐者たち』(ドイツ・イスラエル合作映画、2020年)
川口 雅昭 吉田松陰名辞(205)
高野 善一 大内経済説批判(五)

さよならだけが人生だ 高村光太郎

<著者に聞く>
『この国を覆う憎悪と嘲笑の濁流の正体』の安田浩一さん

<書評 編集部が薦める一冊>
『さよならテレビ ドキュメンタリーを撮るということ』(阿武野勝彦・著、平凡社新書)