真珠湾攻撃を決断させた男

昭和15年、百万バレルの石油がメキシコから徳山の港に着いた。
山本五十六は「これでふっきれた。 都留君には、くれぐれもよろしく」と暗電。 昭和16年12月8日未明、帝国海軍はハワイ真珠湾を奇襲攻撃した。
アメリカFBIから「メキシコで最重要の危険人物」として監視され、大宅壮一に「大怪物」と言わしめた“都留競の波乱の航跡”を描く。