学際的思考としての神学 同志社大学学生論集

学際的思考としての神学編者/佐藤優
2021年3月12日発売・定価1,500円+税

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作品紹介

いま、大学に求められているものは何か。
講演スタイルの授業やディベートでは、学力は向上しない。
基本書を端から丁寧に読み、基礎知識を積み上げていくこと。
独創的な思いつきではなく、通説を踏まえた上で議論すること。
これが大学で学ぶべきことだ。

本書を読めばわかるように、同志社の学生たちは神学の基本を忠実に積み上げ、「守」を修了し、「破」の段階に至っている。この学生たちが神学を通して身につけたことは、社会人として仕事をしたり、他の分野の学問を学ぶ際にも応用できる。神学の思考は神学の枠内にとどまらず、分野横断的に役立つのである。本書のタイトル「学際的思考としての神学」には、そういう思いが込められている。――佐藤優(「まえがき」より)

目次

まえがき(佐藤優)

ピエール・ベール『彗星雑考』への一考察――改革派思想に基づく寛容論理――(太田輝)

カール・バルトの宗教批判の視座から見たルードヴィヒ・フォイエルバッハとカール・マルクスの宗教批判に関する一考察(鉄村沙和弥)

エルンスト・ヘッケルを中心としたダーウィニストの思考と理論の構築・受容プロセスを踏まえた科学教育のあるべき姿勢の認識(増田崇至)

平和を実現する神の民としてのメノナイト教会――エルンスト・トレルチのセクト概念を手掛かりに(山下佳穂)

あとがき(鉄村沙和弥)

商品情報

ISBN        978-4906674787
判型・ページ数  四六判上製・224ページ
初版奥付日    2021年3月12日
書名       ガクサイテキシコウトシテノシンガク