保守論壇亡国論

Hoshurondan山崎行太郎(著)2013年9月刊行

 中国を批判し、靖国神社に参拝し、愛国心を尊重すれば、あなたも明日から「保守」になれます――「保守」はいつから「サルでもなれる保守」になったのか。

昨今の日本社会は「保守」という言葉で溢れかえっている。政治家たちは「真正保守」を自称し、評論家たちは「真の保守とは何か」について熱弁をふるう。誰もが「保守」を名乗り、いつしか「ネット右翼」までもが力を持つようになった。
「保守」はいつからこれほど軽い存在になってしまったのか。何が「保守」の劣化をもたらしたのか。

江藤淳、小林秀雄、福田恆存、三島由紀夫らの議論に基づきながら、現在の保守論壇を斬って斬って斬りまくる!