「 編集部が薦める一冊 」一覧

「ファシズム陣営と反ファシズム陣営の戦い」。戦勝国側は第二次大戦をそう性格づけてきた。このような見方は、わが国の歴史観にも浸透している。とこ...

　 　後世の我々は「日本は幕末から明治になった」と考えて憚らない。幕末と明治の連続性は自明だ。ところがその時代を生きた当事者たちにとっ...

　 　本書は、保田與重郎の子供向け作品四点（神武天皇、日本武尊、聖徳太子、万葉集物語）を収録したものである。もともとは「子供向け」だが、今...

　マキァヴェリズムと言えば、一般的に、目的は手段を正当化すると言わんばかりに、権謀術数の限りを尽くす政治手法のことを指すが、これはチェーザレ...

　味気ない歴史資料の山の中から、ある人間の人物像を浮かび上がらせるには根気と洞察力がいる。なかなかそんな時間を持てない人のためには、手軽に読...

　日本近代美術の父といわれた岡倉天心の没後１００年の命日に当たる９月２日、映画「天心」の完成披露試写会が行われた。この映画の主題歌「亜細亜の...

　現在わが国と近隣諸国との緊張が高まっているが、通常日中関係や日韓関係を語る際、その視野に置かれるのは、せいぜい大東亜戦争に至る１００年ほど...

　アベノミクスによる金融緩和はスタグフレーションを招き、ＴＰＰ参加は経済格差をさらに拡大させるだろう。また、中国経済のバブル崩壊は、日本だけ...